(認知症対応ユニット施設で働く日々を綴っておりましたが、職を離れました。) 高齢者の物忘れ等ウチのひとりごと






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Hばぁさん山へ
Hばぁさんは、長年里山に住んでおり、自宅の裏手が山菜の宝庫ということもあってか

台所から裏山を眺めては「あそこの奥に○○出ている頃だ行って見ねねな」と

口にするようになりました。

もう山へは行けないと長男、長男の嫁から止められ、その都度「頼まれだって行がね!」と

答えておりましたが、ここ数日ぜんまいのクズとりや揉み方を頼んでいたことがきっかけになったのか

はたまた長男が山へでかけたことでウズウズしてきたのか、長靴を履き自転車を小屋から出し

でかけようとしておりました。

大げさに、そして自宅近くに長男の嫁が居るなら聞こえるように

「Hばぁさん、自転車だして何事だ!!?」と声をかけたところ

「しばらく乗った事ねがったども、なんぼ乗れだべど思って

その辺りまでだ」と満面の笑みで答えました。

「乗るのは危ない」「山も坂で危ない」あれこれ言えども

行く気満々のHばぁさんを引き止める言葉にはならず。

どんなに言ってもダメな時はダメ。見守るしかない。

そしてHばぁさんは歩き慣れた裏山へ・・・

私は所用があり(急ぐ用ではなかったが優先させてもらった)済ませてから

自宅に戻り長男の嫁に報告したところ

案の定「なして止めねがった!!!止めてければいがったね!!!」と小言をもらいました。

・・・山菜の季節、考えられる行動のひとつだったことです。

私に小言を言っても始まりません。本人の強い希望であり、楽しみなんですから。

もしかしたら今日が初めてではないかもしれません。

長男も長男の嫁も日中留守にしている時間が長くなってきていますから。

多少難儀な山道でも、本人はなんとか無事に往復しました。


物忘れですが、本人、山へ行ったことは覚えています。

自転車乗りについては、実際は押していましたが

変わりなく乗れたと話しています。

採ってきたウドは長男の嫁が以前に採ったものと思っています。

本人のとってきたのは、やせぜんまい なのだそうです。

そのぜんまいを茹でるのに重曹を探していました。

これは初めての事だそうで、長男の嫁は驚いて何故か尋ねていましたが

本人は「ゆでてない。それは孫がやっていた。」と答えたようです。

さて、今後どうしたらいいものか・・・家族間で話し合いはもたれませんでした。










ウゴポリー
今日は遅い朝食だったので昼ご飯も遅らせようと
秋田名物ウゴポリー(モノポリー秋田県版)をしました。

準備を整えてから
「ばぁさん、一緒に双六やるべぇ」と声をかけたのは
Hばぁさんの曾孫にあたる私の息子(小吉)でした。
「ばぁさんなやったごどね 遊べだべが・・・」とは言ってましたが
まずやってみようと嬉しそうでした。
ルールを説明していると「わがらね 難しばやれね」と言い出したので
やりながら教えることにして
ジャンケンで勝った私からから好きな色のトークンを選び
右回りでHばぁさん小吉となりました。
ダイスの目の数すすんだ場所を買うか買わないか聞くと
そんた事きかれても分がらね…と困惑したので
ルールを変えて
止まった場所が誰の土地でもなくジェンコあったら買う
人の土地ならジェンコ払う としました。
やっているうちに秋田県内の地名もあると気づき
「これまた面白いのがあるもんだなぁ」と興味を示し始めました。
知らない地名は元の○○あたりだと伝えれば分かりましたが
※私や小吉は今の地名に大夫慣れはしましたが
昔のことなら思い出しやすいHばぁちゃんには
馴染みのある合併前地名のボードがあった方がいいかなと思いました。

途中から何故か
左回りだから自分の番だとダイスを振ったHばぁさんでしたが
訂正せずに左回りだったことにして進めました。

カードを持っていても自分の土地だとは思っていないようでしたが
「ばぁさんのやしきさ止まったから○○ジェンコ払わねねな〜」と言えば喜んで受け取り
同じジェンコをまとめていました。

「そこは私のやしきだから○○ジェンコ払ってちょうだい」と言えば悔しがりました。
ジェンコを払う時、使い慣れない紙幣に少してこずることがありました。

最初は小吉がダイスの目を見てトークンをすすめていましたが
これだとHばぁさんは見てる時間が多くなってしまうので
ダイスを振ったあとは
「なんぼなる?せば次から1と数えて○色の犬っこすすめてけれ」と
Hばぁさんの手が届く範囲は動かしてもらうと
少しシャキ〜ンとなりました。

持っててよかった ウゴポリー!!
 
 


グーパー体操
今日のHばぁさんは、新聞を広げてはいるものの
何かボーっと考え事をしているように見えました。
そこで、手のリハビリだとグーパー体操を一緒に行うことにしました。
まずは指。
1.姿勢を正し両手を開いて前に伸ばします。
2.「1.2.3.4.5」と数をかぞえながら親指からおっていきます。
3.今度は「1.2.3.4.5」と数を数えながら小指から指先に力を入れて開いていきます。
4.1〜3を3回くりかえします。

いよいよグーパー体操です。
1.両手を握って(グー)胸に当てます。
2.「いーち」と言いながら右手だけを開いて(パー)前に伸ばしグーで胸にもどします。
3.「.にーい」と言いながら左手だけパーで前に伸ばしグーで胸にもどします
4.10まで数えながら2と3を繰り返します。
5.少し速くして10まで数えながら2と3を繰り返します。

次は頭も使うグーパー体操です。
1.右手をパーで前に伸ばし、右手をグーで胸に当ててるところからです。
2.「いーち」と言いながら右手をグーで胸にもどすのと同時に
左手はパーで前に伸ばします。
3.「にーい」と言いながら右手をパーで前に伸ばすのと同時に左手をグーで胸にもどします。
4.10まで数えながら2と3を繰り返します。

次はもう少し頭を使うグーパー体操です。
…といっても頭も使うグーパー体操の手が逆なだけです。(^^;)
1.右手をグーで前に伸ばし、左手をパーで胸に当ててるところからです。
2.「いーち」と言いながら右手をパーで胸にもどすのと同時に
左手はグーで前に伸ばします。
頭も使うグーパー体操に慣れてしまったので
少し混乱すると思いますから、もう一回やってみようと意欲を高めて
1と2を何回か繰り返します。

3.「にーい」と言いながら右手をグーで前に伸ばすのと同時に左手をパーで胸にもどします。
※ここでもまた少し混乱すると思いますが1と2と3を何回か繰り返します。
4.慣れてきたら1から10まで数えながら2と3を繰り返します。

途中までだったとしてもクールダウンはした方がよいでしょう!

両手の指を前でくみ(手のひらは内側)、上から下へ回転させるようにひっくり返します。
そのまま腕を前に伸ばして少しずつ上にあげてゆき、組んでいた指を離してだら〜ん。
3回繰り返し、深呼吸して「あだまつかったなぁ〜アハハハハ〜」おしまい!



物探しを始めたら
Hばぁさんはひとりになると考え事をはじめてしまいます。
そのほとんどが、物のしまい場所です。
そして物探しを始めます。
先日、Hばぁさんは物忘れ外来を受診したのですが
Dr.に物探しを始めてしまったらどうするか尋ねたところ
「お茶飲もう」と誘って見るのだそうです。
それを聞いた主たる介護者であるSばぁちゃんも
「ばぁさん、こっちゃ来てお茶っこでも飲め」と声をかけていましたが
お茶と茶菓子を並べておくだけ(--;)
ひとりポツンではお茶も味気ないように思います。
飲んだ後又物探しを始めてしまいます。
せっかく場面転換できたのなら
一緒にお茶を飲んで話題変換までしてから
洗濯物たたみをしてもらうとか、アイロンがけしてもらうとか
本人の得意な事で20〜30分集中できる事をお願いしたら
しばらくは物探しも落ち着くでしょうに・・・


耳が遠いから・・・
・・・仕事をしていた頃は、
Hばぁさんと一緒に居る時間が少なかった事もあり
こちらの話を聞き取れないから前に聞いた事を
又聞くのかもしれないと思っていましたが
1時間経たずに全く同じ会話をするようになりました。

何度同じ話をされても
初めて聞いたようなふりで対話してきました。
「さっきも聞いたっけね」
とは言わないようにしてきました。
これが良いとも悪いともいえませんが
良いとしたら、相手との会話を拒んでいない事を態度で示せること。
悪いとしたら、相手に物忘れの自覚を与える機会を奪ってることでしょうか。

Hばぁさんを含めて同居している家族は6人います。
良い孫嫁と思われたいというよりは
家族の中にある馴染み関係から
私のすべき対応がこれだと思ったからそうしてきました。